なぜ長崎を応援するのか。vs 札幌U-18 & vs サガン鳥栖
僕の出身地は 神奈川県川崎市です。
物心ついた時からこの街で暮らし
2005年に川崎フロンターレを応援し始めました。
応援を始めて以来
何度も準優勝に終わって挫折を味わい
何度もシルバーコレクターと揶揄され
もう何度も何度も、悔し涙を流しましたが
昨年、ずっと待ち望んでいたタイトルを獲得。
長年見続けた夢が叶いました。
夢が叶って、新しいことをやろうと思い
ふと、「他のクラブを応援しよう」と考えた。
兼任サポーターって結構いるし
他クラブを応援することで、Jリーグをより楽しめると思ったから。
でも、これには一つ問題があって
応援するクラブを見つけるのがすごく難しかった。
10年以上もJリーグに関わっていると
悪い意味で因縁があるクラブも多い。
(特に東京や横浜、浦和や鹿島といった近隣クラブほど顕著で・・・orz)
故郷も住まいも川崎だから
地元地域でクラブを決めることも出来ない。
「J2・J3のクラブが良いのかな・・・」
と考えつつ、悶々としながら日々を過ごしていました。
2018年7月22日
V・ファーレン長崎に出会うまでは・・・。
長崎の応援を続けて3ヶ月が経過。
先々週は、時之栖でU-18を応援してきました。
ユースの試合自体、滅多に観ないような自分が
なぜこんな辺境地に行ったのか
今考えてみても不思議です・・・。
それに、長崎に縁の無い僕だから
「なんで地元でもない長崎を応援してるの?」
っと、本当に多くの人によく聞かれます。
正直、応援理由がいろいろありすぎて
いつも返答が難しい・・・。
試合に勝って歓喜する選手・サポーターを見たい。
共に声を嗄らして応援し、勝利の喜びを分かち合いたい。
そんな、純粋にチームを応援する気持ちがあるから。
という答えは、一つの正解。
観光地またはアウェイ遠征先として魅力があり
戦争の歴史を乗り越えた街をホームタウンとするクラブを応援したい。
それもまた正解。
自分の地元クラブがいかに恵まれているか。
長崎にはあって、川崎にはないものを知る。
など、知見の拡大をするため。
それもまた正解なのです。
ほかにも
長崎サポーターにJ1タイトルの味を知って欲しい
ヴィヴィくんが可愛い
知り合いがいる・・・。
など、考えればいくらでも出てきます。
だから、長崎を応援する理由を簡単には説明できない・・・。
先日のユースの試合
集まった長崎サポーターは数十名。
改めて思うのは
この長崎のみなさんと共に応援することが
一番の喜びであり、楽しみでもあります。
長崎に何のゆかりもない自分でも、ピッチ脇で肩を並べて、大声で「長崎!」と叫べる。
そんな空間と時間が、本当に尊いのです。
この日、長崎ユースは奮闘の末に敗退。
これにより、2018シーズン
僕のV・ファーレン現地観戦の旅は終わりました。
もっと声援を届けたかった。
もっと喜びを現地で分かち合いたかった。
だからこそ、悔しさひとしおです・・・。
・・・と言いつつも
実はそこまで悔しくなかったりします。
それは気持ちに余裕があるからとか
前向きだからとか、ではなく
まだ心の底から長崎を応援できてないから。
残留ライバルに負けて降格が迫っても
大して焦りがないのは
自分にとって長崎が重要な存在になりきれていないから。
でもきっと、長い年月をかけて応援していれば
いつか気持ちが変化して
本気で喜んだり落ち込んだり出来るはず。
V・ファーレンの未来のために
そして自分自身の未来のために
これからも、V・ファーレン長崎を応援します。
それこそが、いま僕が長崎を応援する最大の理由です。